ホーム > アクティブモティフ > Epigenetics News: September 2016

2016.09.09

アクティブモティフ Epigenetics News: September 2016

 

Epigenetics News

In The News

Functional screening implicates miR-371-3p and peroxiredoxin 6 in reversible tolerance to cancer drugs.
機能的スクリーニングから明らかとなったmiR-371-3pとperoxiredoxin 6の可逆的ながん治療薬耐性への関与
がん治療における薬剤抵抗性はオンコロジーにおける主要な課題ですが,最近発表された本研究において,クロマチン関連因子が可逆的な薬剤耐性の維持に重要であることが明らかになりました。Nature Communications誌にて,著者らはマイクロRNAの一過的な薬剤耐性における役割を調べました。アクティブ・モティフの3´UTRコレクションを用い,著者らはmiR371-3pが薬剤耐性の有力なサプレッサーとして働き,PRDX6 (peroxiredoxin 6)の発現を制御していることを見出しました。
DNA hydroxymethylation controls cardiomyocyte geneexpression in development and hypertrophy.
DNAヒドロキシメチル化は心筋細胞の発達と肥大性心筋症における遺伝子発現を制御する
アクティブ・モティフのエピジェネティクス受託サービスのhMeDIPとハイスループットスクリーニングを利用し,Nature Communications誌にて,著者らは,胎生期,新生期,成体期および肥大性心筋症のマウスの心筋細胞における5-hmC DNA修飾の差異を同定することに成功しました。興味深いことに,心臓形成や心疾患に関わる高発現遺伝子はその転写領域内と遠方制御領域がDNAヒドロキシメチル化によりマークされていることが解りました。
Dissecting the precise role of H3K9 methylation in crosstalk with DNA maintenance methylation in mammals.
哺乳類でのH3K9メチル化のDNA維持メチル化とのクロストークにおける正確な役割の解析
Nature Communications誌本号において,研究者らはH3K9me2/3とDNAメチル化のクロストークを解析しました。 DNAメチル化の効果をゲノムワイドで調べるために,研究者らはH3K9me2/3結合能を欠いたUhrf1ノックインマウスモデルを作製しました。観察されたグローバルなDNAメチル化の低下はH3K9me2/3マークが高頻度で起こるゲノム領域に限られませんでした。それに加え,UHRF1はin vitroでH3K9me3修飾ヌクレオソームよりもヘミCpGメチル化修飾ヌクレオソームに強く結合することが示されました。このことから,UHRF1を介したDNA維持メチル化は概してH3K9me2/3結合能に非依存的であることが分子メカニズムの観点から説明されました。

RSS